Message from the President
CASTEL/J 会長 當作靖彦(UCSD)
日本語教育関係者の皆様、
CASTEL/J(日本語教育支援システム研究会)は日本語教育を支援するシステムを開発、配布することを目的として、1991年4月に発足しました。以来、日本語教育に利用できる著作権フリーの辞書、画像、映像、日本語テキスト、データを集め、CD、DVDの形で配布したり、オンラインで提供したりしてきました。また、「日本語教育とコンピュータ」国際会議を開催し、日本語教育におけるコンピュータ、テクノロジーを利用した日本語教育の実践発表の場を作ってきました。会員制の学会ではなく、テクノロジーを使用した日本語教育に興味のある教師、研究者が国際会議の際に世界から集まる組織として存続しています。
この会が発足したのは、日本語学習者数の増加に伴う、日本語教師の不足と日本語教育教材の不足に対し、コンピュータ、ディジタルメディアの利用を考えたことに始まりますが、この当初の目的は達成したと見なし、現在はオンラインの辞書、テキスト、データなどの収集、配布は中止し、国際会議の開催に専念し、研究発表、意見交換の場を提供しています。
2019年8月に韓国釜山市釜山外国語大学で第8回国際会議を開催致しました。この際に、次回第9回は2021年にベトナムホーチミン市ホーチミン市国立師範大学で開催することを発表致しました。今後のパンデミックの状況を考慮すると、来年ベトナムで会員が集まり国際会議を開催するのは無理と判断し、次回はバーチュアルで会議を開催することにし、現在準備を進めております。国際会議の実施要項、発表申し込みは2021年1月にこのサイトで発表の予定です。
教育のオンライン化が急速に進む現在、国際会議を開催することは大きな意義があることと考えます。皆さんのご参加をお待ち申し上げます。
過去の大会
- CASTEL/J 2019,韓国,ブサン外国語大学 【ウェブサイト】
- CASTEL/J 2017,日本,早稲田大学 【ウェブサイト】
- CASTEL/J 2015,アメリカ,ハワイ大学【ウェブサイト】
- CASTEL/J 2012,日本,名古屋外国語大学【ウェブサイト】
- CASTEL/J 2007,アメリカ,ハワイ大学 【ウェブサイト】
- CASTEL/J 2002,アメリカ,サンディエゴ
- CASTEL/J 1999,カナダ,トロント
- CASTEL/J 1995,イタリア,バドバ
You are cordially invited to join the 9th International CASTEL/J that will be held on the 10th and 11th of August 2021. Due to uncertainty surrounding the current pandemics, all the components of the conference will be delivered virtually.
This conference will be the best opportunity to present and share your experiences in research and application of educational technology in Japanese language teaching and learning.
There will be 3 presentation formats: individual oral presentations, panel sessions, or poster presentations.
The deadline for abstracts submission is February 10th, 2021.
Presentation proposals should be submitted online at http://castel-j.org/
第9回CASTEL/J(日本語教育支援システム研究会)国際大会は当初2020年夏にベトナムホーチミンシティーで開催予定でしたが、パンデミックによる諸般の状況を鑑み、オンラインにて2021年8月10日ー11日開催することなりました。
つきましては、発表申し込み(パネル、論文発表、ポスターセッション)を下記の要領にて受け付けます。
- 発表申し込み開始: 2021年1月10日
- 発表申し込み終了: 2021年2月10日(締め切られました)
- 査読結果発表: 2021年3月15日
以下のような発表を募集します。
- Eラーニングを活用した日本語教育の方法論およびシステム紹介
- コンピュータを利用した日本語教育の実践報告
- 教育工学および自然言語処理の方法論を利用し、構築した日本語教育用ツールの紹介
- 大規模言語資源を利用した日本語教育の実践報告
- IT利用による日本語教材および日本語テストの紹介
- ソーシャルメディアを活用した教育の方法論およびその実践報告
- そのほか教育工学ツールを使った日本語教育一般
発表は本ウェブサイトからオンラインでお申込み下さい。
大会のプラットフォーム、参加方法については後日詳細を発表します。参加は無料ですが、参加申し込みが必要です。
参加の仕方についても後日詳細をお知らせいたします。
なお、2023年夏にはホーチミンシティーで開催する予定でおります。
代 表 當作靖彦(UCSD)
実行委員 李在鎬(早稲田大学)(実行委員長),Cao Le Dung Chi(ホーチミン市師範大学)