プロジェクト紹介

概要

本プロジェクトでは、科研費の助成を得て、日本語の文章に関する様々な自動分析システムを作っています。私たちは自動評価システムの活用を促進させ、効率的な言語教育の展開に貢献するために活動しています。
・成果物1:「jReadability:日本語文章難易度判別システム」(科研費(25370573)の成果物
・成果物2:「jWriter:日本語学習者作文評価システム」(科研費(16K02794)の成果物
・関連研究の成果物:jReadabilityのソースコードを利用したシステム、「GoodWriting Rater」(科研費(26284074)の成果物)

助成

科研費

  1. 科研費挑戦的研究(萌芽)(2019~2021年度)「リーダービリティシステムを活用した日本語テスト問題の自動生成に関する研究」(研究代表者:李在鎬、研究課題:19K21637)
  2. 【概要】
    本研究では、リーダビリティシステムを活用し,テストの問題の自動生成に関する研究を行います。

  3. 科研費基盤研究(B)(2019~2022年度)「論理的文章作成を支援するウェブ型自動処理システムの開発と普及に関する研究」(研究代表者:李在鎬、研究課題:19H01273)
  4. 【概要】
    本研究では、研究代表者が2017年に開発した「jWriter(作文の到達度を自動判別するウェブシステム)」の自動処理技術を応用し、論理的な文章執筆を支援するウェブ基盤の自動評価システムを開発する。具体的には、テキストデータの統計的な分析手法を用いて文章における論理性を計算モデル化し、ウェブシステムにおいて計算モデルを実装する。本システムは、論理性の度合いを評価する機能に加え、論理性が欠如した文章に対して改善ポイントをフィードバックする。

  5. 科研費基盤研究(C)(2016~2018年度)「中上級学習者のための日本語読み書き支援システム構築に関する研究」(研究代表者:李在鎬、研究課題:16K02794)
  6. 【概要】
    本研究では中上級話者の「読む力・書く力」を伸ばすための自立学習支援システムを構築するものであるが、「読む」ツールでは「jReadability 日本語文章難易度判別システム(http://jreadability.net/)」を拡張し、学習者の言語能力に応じて文章全体の難易度や語彙や文法項目などの構成要素をレベル別に提示し,学習者の「読む」活動を支援する。「書く」ツールでは,大規模な作文コーパスから作成したレベル判別のための公式を実装し,作文の達成度を自動判定すると同時に「良い作文」に導くためにコメントを表示し,「書く」活動を支援する。

  7. 科研費基盤研究(C)(2013~2015年度)「読解教育支援を目的とする文章難易度判別システムの開発」(研究代表者:李在鎬、研究課題:25370573)
  8. 【概要】
    本研究は,日本語研究におけるリーダビリティ研究を発展させ,日本語教育のためのリーダビリティの構築を目指すものである。具体的には,日本語教科書コーパスを利用し,6スケールの難易度判別のための公式を開発した。日本語教育のリーダビリティ公式として「X={平均文長*-0.056}+{漢語率*-0.126}+{和語率*-0.042}+{動詞率*-0.145}+{助詞率*-0.044}+11.724」(R2=.896)を提案する。そして,このリーダビリティ公式を実際の日本語テキストにあてはめ,有効性を検証した。さらに,リーダビリティ公式を実装したウェブシステムを構築した。

関連する研究助成

  1. 科研費基盤研究(C)(2019~2021年度)「韓国語リーダビリティを活用した読解学習支援システムの構築」(代表:林炫情、研究課題:19145809)
  2. 科研費基盤研究(C)(2018~2022年度)「評価者・学習者・意見文の分析に基づく評価の検証:作文の自律学習支援を目指して」(代表:伊集院郁子、研究課題:18K00680)

研究メンバー

  1. 李在鎬(早稲田大学):データ分析
  2. 長谷部陽一郎(同志社大学):システム構築
  3. 伊集院郁子(東京外国語大学):評価
  4. 青木優子(東京福祉大学):作文分析
  5. 村田裕美子(ミュンヘン大学):作文分析

セミナー情報

これから開催するもの

文章の論理性を考えるセミナー(2019.7.28、早稲田大学)

本科研グループでは、文章の論理性を計算モデルで捉え、ウェブシステムを通して、研究成果を普及していくことを目指しています。2019年度よりスタートする基盤研究(B)の「論理的文章作成を支援するウェブ型自動処理システムの開発と普及に関する研究」(研究代表者:李在鎬、研究課題:19H01273)のコアとなるアイデアを紹介し、参加者の皆さんと意見交換する目的でセミナーを開催します。
日 時:2019年7月28日 9:00~12:00
場 所:早稲田大学早稲田キャンパス、26号館 302教室
定 員:50名
参加費:無料
告 知【PDFポスター】

プログラム
  1. 9:00~ 趣旨説明(李在鎬)
  2. 9:10~ 前半:質的アプローチから捉える文章の論理性
    • 発表1:青木優子(東京福祉大学)「学習者の意見文に見られる論理性の欠如」
    • 発表2:伊集院郁子(東京外国語大学)「日本語意見文に見られる論理展開と評価」
  3. 10:20~ 後半:量的アプローチから捉える文章の論理性
    • 発表3:李在鎬(早稲田大学)「文章の自動解析システム」
    • 発表4:李在鎬(早稲田大学)「統計分析に基づく文章論理性のモデル化」
  4. 11:30~ 質疑応答・ディスカッション

申 込:以下のGoogleフォームに入力してください。


過去に開催したもの

「文章を科学するワークショップ」の実施履歴

研究代表の李在鎬が、国内外で文章の自動評価システムを紹介する目的でワークショップ・講演会を行っています。開催希望の方は、「jhlee.nあっとまーくgmail.com」までご相談ください。
  1. 2015年8月17日:ミュンヘン(ミュンヘン大学)
  2. 2015年12月5日:京都(キャンパスプラザ京都)
  3. 2016年2月14日:東京(筑波大学東京キャンパス)
  4. 2016年12月17日:博多(九州大学伊都キャンパス)
  5. 2017年5月18日:ケルン(基金日本語文化センター)
  6. 2017年7月7日:東京(早稲田キャンパス)
  7. 2017年10月21日:ソウル(建国大学)
  8. 2018年3月15日:北京(清華大学)
  9. 2018年7月8日:名古屋(南山大学)
  10. 2018年7月23日:東京(東京外国語大学)
  11. 2018年8月7日:チューリッヒ(チューリッヒ大)

研究成果

  1. 李在鎬(編集)(2017.10)『文章を科学する』ひつじ書房、ISBN:489476881X
  2. 當作靖彦(監修), 李在鎬(編集)(2019.5)『ICT×日本語教育:情報通信技術を利用した日本語教育の理論と実践』ひつじ書房

(c) 科研グループ「文章を科学する研究グループ | 最終更新日: 2019年4月16日